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危険品におけるN.O.S.とは|NOS品名について

危険品を国境を超えて運ぶ際には、IATA(航空)、IMDG(海上)にて規則化されている国際ルールに従う必要があります。この中には、危険品を運送する際にはその「品名」(名称)を正しく記載しなければならない、というものがあります。ビジネスや業界で用いられているような「通称名」や固有の商品名ではなく、危険物として登録されている国連番号に記載のある品名(物質名)を正しく記載する必要があります。同じ物質でも商品名を記載していると、それが一体何か把握することが遅れたり、内容物がわからなくなる危険性がありますので、国連番号とセットで記載のある品名を書くことが求められます。

しかしながら、工業製品、産業用途の危険品の数は膨大になり、この国連番号で規定されているものにあてはまらないものがあります。このときに使われるのが、「N.O.S.品名」と「包括品名」です。

N.O.S.とは、稀にNOSと書く人もいますが、危険品に関して用いられる場合、Not Otherwise Specifiedの頭文字をとったもので、日本語では「他に品名が明示されているものを除く」と訳されます。一言で言えば、そのカテゴリーにおいて「その他」に該当するものをひっくるめてまとめることができる品名です。ただし、品名によって、このN.O.S.が英語名についているものについては、括弧付けで物質名(化学品名)や成分などをあわせて明記する必要があります。

包括品名は、国連番号3221、3223、3224、3225、3226などの「自己反応性物質」、国連番号3101、3102、3103などの「有機過酸化物」、国連番号3077、3082などの「環境有害物質」等に見られるように、複数の品名が該当する可能性のある名称の括りです。

NOSの名称が付いている危険品の例

N.O.S.品名に該当する危険物としては例えば下記のようなものが挙げられます。

N.O.S.品名の例
国連番号 日本語での品名
国連番号1477 無機硝酸塩類(固体)(他に品名が明示されているものを除く。)
国連番号1479 その他の酸化性物質(固体)(他の危険性を有しないもの)
国連番号1481 無機過塩素酸塩類(固体)(他に品名が明示されているものを除く。)
国連番号1482 無機過マンガン酸塩類(固体)(他に品名が明示されているものを除く。)
国連番号1544 アルカロイド類又はアルカロイド塩類(固体)(他に品名が明示されているもの及び殺虫殺菌剤類を除く。)
国連番号1588 無機シアン化物(固体)(他に品名が明示されているもの並びにフェリシアン化物及びフェロシアン化物を除く。)
国連番号1759 その他の腐食性物質(固体)(他の危険性を有しないもの)