航空輸送における危険品のクラス
危険物を輸送する際の安全上の輸送基準等について統一的にまとめた国際連合危険物輸送勧告ですが、日本ではこれが国内法に落とし込まれて運用されています。
航空輸送の場合、分類番号は国際連合危険物輸送勧告でいうところのクラス(class)、区分番号はディビジョン(division)を意味します。
これらの数字によって、その危険品がどのような危険性を有しているのかが一目瞭然となります。
国連番号のクラスの項目でも記載していますが、航空貨物の場合、クラス1〜10までのカテゴリーとなります。
そもそも航空機で輸送することができない区分番号の一部が除外されています。
分類 | 区分 | 分類番号(Class) | 区分番号(Division) |
---|---|---|---|
火薬類 | 火災及び弱い爆風若しくは飛散の危険性を有するが、大量爆発の危険性を有しない物件 | 1 | 1.3 |
著しい危険性を有しない物件 | 1.4 | ||
高圧ガス | 引火性ガス | 2 | 2.1 |
その他のガス | 2.2 | ||
毒性ガス | 2.3 | ||
引火性液体 | - | 3 | - |
可燃性物質類 | 可燃性物質 | 4 | 4.1 |
自然発火性物質 | 4.2 | ||
水反応可燃性物質 | 4.3 | ||
酸化性物質類 | 酸化性物質 | 5 | 5.1 |
有機過酸化物 | 5.2 | ||
毒物類 | 毒物 | 6 | 6.1 |
病毒を移しやすい物質 | 6.2 | ||
腐食性物質 | - | 8 | - |
その他の有害物件 | - | 9 | - |
凶器 | - | 10 | - |
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